2022/09/29 17:22



厚生労働省の大麻規制検討小委員会の発表では、本日午後、会合を開設し、大麻取締法の改正に向けた方向性を発表した。

今回の発表では国内で禁止されている大麻を原料とした医薬品について、有効性・安全性が確認され、薬機法に基づき承認されたものについては、輸入・製造、使用を可能とするよう、大麻取締法を改正する方向性が示唆された。

そうした上で麻向法に基づく免許制度、流通管理のシステム化を導入するよう求めた。他方で、「大麻を使用してもいいんだ」といった乱用につながるような誤った認識が広がらないように注意するべきだとされた。

現行の大麻取締法は、大麻の「所持」は取り締まりの対象となっているものの、「使用」については罰則はない。この点については、若年層を中心に、大麻事件が増加している現状などを受けて、大麻の「使用」についても禁止し、法改改正して「使用罪」を創設することも示唆された。